名古屋市中川区にて洗面所の天井裏の水道管からの水漏れ解決!応急作業後に穴を開けた天井を修復作業の様子!

工事のきっかけ

先日、名古屋市中川区にお住いのお客様から、「化粧室の天井から水が漏れてきて困っています!」 というSOSのご連絡をいただきました。
お話を伺うと、数日前から天井にシミができ始め、だんだんと広がってきたとのこと。
そして、ついに水がポタポタと落ちてくるようになってしまったそうです。
「これは大変!」 と、すぐにお客様のお宅へ駆けつけ、詳しくお話を伺いました。
築年数や建物の構造、水漏れの状況などを把握し、まずは目視による点検調査を行いました。
しかし、天井のシミだけでは水漏れ箇所の特定が難しい場合もあります。
そこで、サーモグラフィカメラ を使って天井を撮影してみると…
なんと、天井裏にある水道管から水漏れしている 箇所がはっきりと映し出されたのです!
サーモグラフィカメラは、温度の違いを色で可視化できる特殊なカメラです。
水漏れしている箇所は周囲よりも温度が低いため、映像にきれいに現れます。
「原因が分かって一安心!」 とお客様は安堵の表情を浮かべていました。
しかし、「油断は禁物です!」
水漏れを放置しておくと、建物内部が腐食したり、カビが発生したりする原因になります。
そこで、応急処置 として水漏れしている水道管を修復し、これ以上被害が拡大しないように対策を行いました。
もちろん、「天井の穴も塞がなければ!」
後日、改めて天井板の修復作業を行うことになりました。
この記事では、水漏れの原因究明から応急処置、そして天井の修復作業 までの一連の流れを、写真付きで詳しくご紹介いたします。
「もしかしたら、うちも同じような水漏れが起こるかも…」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

建物の状況

築年数 ・・・ 築25年以上

工事費用・・・ 約15万円ほど

施工期間・・・ 約2日ほど

建物種別・・・ 木造戸建て

ビフォーアフター

サーモグラフィーカメラで撮影

後片付けを行って作業の完了

施工事例で引用した現場ブログのリンク先

初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています

化粧室の天井を目視による点検とサーモグラフィーカメラを使った撮影

一階の脱衣所の天井から水漏れ
照明器具には水は侵入していません

日程調整後、お客様宅を訪問し、水漏れが発生している洗面所にて状況を確認させていただきました。
照明器具はお客様ご自身で取り外されており、水漏れによる感電の心配はありませんでした。
コンセントの配線穴からは水漏れは見られず、隣室への浸水も確認されませんでした。
洗面所の天井に絞って目視調査を進めることとなりました。

隣の部屋への浸水は見当たりません

洗面所の隣室には水漏れの痕跡が見られなかったため、浸水被害は洗面所のみであると判断しました。
これにより、洗面所の天井に的を絞り、集中的に目視点検を行うこととしました。

熱源撮影が出来るサーモグラフィーカメラで原因を特定

天井を目視で見た状態

サーモグラフィーカメラで撮影

この日の点検では、触診でも水漏れを確認できましたが、より正確な位置を把握するため、サーモグラフィーカメラを使用しました。
サーモグラフィーカメラは、温度を可視化する装置で、水漏れ箇所は周囲よりも温度が低いため、画像上で青紫色に表示されます。
これにより、水漏れ箇所の特定が可能となります。

照明器具撮影

照明器具の付近もサーモグラフィーカメラで確認しましたが、幸いなことに水漏れは確認されませんでした。
しかし、築40年以上の建物の場合、天井裏の電気配線が劣化している可能性があり、照明器具付近で水漏れが発生するとショートによる火災のリスクがあります。
水漏れや雨漏りが発生した際には、電気系統への影響も考慮し、注意が必要です。

有償作業になりますが天井材を抜いて屋根裏を調査

天井裏の調査で穴を開けます
断熱材に溜まった水を流し出します

天井の壁紙とボード材の一部に穴を開けて撤去し、取り外した破片をバケツに回収しました。
さらに穴を広げて手が入る大きさになったところで、天井裏の断熱材を動かしたところ、断熱材に溜まっていた水が天井から流れ落ちてきました。
流れ出た水はバケツで受け止め、溜まっていた水を全て排出しました。

天井裏の断熱材も取り除きます

1階と2階の間に設置されていた水道管が経年劣化により亀裂が生じ、わずかながら水が漏れていました。
この水は霧雨のような少量でしたが、長年にわたり断熱材に蓄積し、溢れ出た分が天井材にまで達して水漏れとして表面化したと考えられます。

亀裂が入って破損していた水道管を補修していきます

亀裂の入った水道管の部分から切断

まず、水道の元栓を閉めて水の流れを完全に止め、水漏れの原因となっている破損した水道管部分を切断して取り外しました。
その後、新しい水道管を設置し、水漏れが起こらないよう適切な処置を施しました。

水道管の配置の変更します
最後に漏水チェックを行っていきます

新しい水道管の設置後、時間を置いてから水道の元栓を開け、水が流れ出るようにしました。
そして、新たに設置した水道管の周辺から水漏れがないかを慎重に確認しました。

水道管の応急処置で開けた天井を復旧作業を行います

シツナイゼンタイヲマスカー布テープで養生します
不足のテープで引っ付けて固定します

応急処置で穴を開けた天井の修理に取り掛かる前に、布テープ付きの養生ビニールを広げて設置しました。
これは内装工事でよく用いられる手法で、作業中の傷や汚れの付着を防ぐのに役立ちます。
洗面所全体に養生ビニールを丁寧に貼り巡らせました。

ユカにはブルーシートを予め敷いておきます
応急処置で開けた天井

天井材の解体作業中、破片や部材が落下する可能性があるため、事前に床にブルーシートを敷きました。
ブルーシートは、破片の散乱を防ぎ、後片付けを容易にする役割も果たします。
特に細かい破片は、ブルーシートを畳むことで効率的に回収できます。
洗面所全体に養生シートを貼り終えた後、いよいよ天井材の解体作業を開始しました。

穴の開いた天井材などを取り除いていきます

天井を解体して取り壊します
断熱材を所定の位置に取り込みます

応急処置で穴を開けた箇所から、洗面所全体の天井に貼られていた壁紙(クロス)とボード材を、解体しながら取り外していきました。
天井裏にあった断熱材は、元の位置に戻せるものは戻し、使用できなくなったものや不足分は新しい断熱材を補充しました。

新しい天井ボード材を取り付けて行きます
ビスを打ち込んでボードを固定していきます

断熱材を天井裏の元の位置に戻した後、新しい天井ボード材を使用して天井を覆うように取り付けました。
新しい天井ボード材はビス釘で固定し、しっかりと天井に固定しました。

端材を土嚢袋に積み外に運び出します

天井の張替え作業で発生した端材は、ブルーシートの上に落ちているものを土嚢袋に回収し、外部に運び出しました。
手で拾える程度の大きな端材は全て土嚢袋に入れ、細かな端材はブルーシートごと畳み込んで回収しました。
畳んだブルーシートも同様に外部へ運び出し、運搬車両に積み込みました。

新しく取り付けた天井ボード材の隙間にパテ材を埋めて行きました

ボード材の隙間埋めにパテ材を作ります
天井材の隙間にパテを埋め込みます

新しい天井ボード材を設置した後、壁紙(クロス)を貼る作業に移ります。
しかし、その前に重要な工程があります。天井ボード同士の間に隙間があると、壁紙を貼った際にその部分が浮き出てしまうため、壁紙を貼る前にパテで隙間を埋めておく必要があります。
まず、パテ材を準備し、天井ボード材同士の隙間を丁寧に埋めていきます。
同時に、ボード材を固定するために打ち込んだビスの頭もパテ材でしっかりと埋めます。
この作業は、壁紙を美しく仕上げるための重要な下準備となります。

天井の端側から壁紙を貼っていきます
壁紙の端側を切断していきます

洗面所の天井の端から、糊付けした壁紙(クロス)を丁寧に貼り始めます。
内壁部分などには、専用の工具を用いて必要な折り目をつけ、適切なサイズにカットします。
壁紙を貼る際、どうしても空気が入り込んでしまうため、完全に貼り付ける前に、空気を外側へ押し出すようにして抜きます。

コンセントに照明器具を取り付けて作業完了!

天井のコンセントに照明器具を取り付けます
後片付けを行って作業の完了

最後に、照明器具であるLEDライトを天井のコンセントに取り付けました。
その後、作業場所全体をきれいに片付け、お客様にご確認いただきました。
お客様は水漏れの心配がなくなり、室内がきれいになったことを大変喜んでいらっしゃいました。

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