【名古屋市南区】台風中に屋根から「ゴンゴン」と異音?点検で判明した瓦浮きの原因は「隣家の外壁」だった

強風が生んだ「真空状態」が屋根を襲う!名古屋市南区で目撃した瓦破損のメカニズムと修繕提案

台風が過ぎ去った夜、天井の向こうから聞こえてくる「ゴンゴン」という鈍い音。

「風の音だろうか? それとも何かがぶつかっているのか?」
そんな不安な一夜を過ごされた名古屋市南区のお客様より、緊急の屋根点検依頼をいただきました。

屋根は、ただ風を受けるだけではありません。
建物の立地条件によっては、想像を超える「見えない力」が瓦を襲うことがあります。
今回は、実際の点検調査で見えてきた「異音の正体」と、強風が瓦に与える物理的なダメージについて、現場の記録を元に解説します。を書きます!

07.名古屋市南区 瓦屋根修理 瓦が浮いた拍子に隣に乗ってしまいました。

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台風の夜の恐怖体験!「屋根から物がぶつかる音がする」

01.名古屋市南区 瓦屋根修理 瓦屋根にズレなど無いか点検調査します。

テキスト「台風の間、屋根の方から『ゴンゴン』と、何かがきしむような、ぶつかるような変な音がして怖かったんです」
お問い合わせの第一声は、お客様の切実な不安の吐露から始まりました。
強風が吹くたびに響く異音。それは単なる風切り音ではなく、明らかに屋根の上で「重量のある何か」が動いている証拠です。

お客様の声

「雨漏りはまだしていませんが、あの音を聞いてしまうと…。
瓦が飛んで近所の方に迷惑をかけないか、気が気じゃなくて。」

もし屋根瓦が破損したりズレたりしていれば、次の雨で室内に雨漏りを引き起こすだけでなく、最悪の場合、瓦が落下して人身事故につながるリスクもあります。
私たちは、目に見えない屋根の上の「真実」を突き止めるため、直ちに名古屋市南区の現場へ急行しました。

屋根へのアプローチ!目視点検で見えた「初期症状」

テキスト屋根の点検において、最も確実なのは「至近距離での目視」です。
ドローンや高所カメラも有効ですが、瓦の微妙な浮きやガタつきを指先で確認するには、人間が登るのが一番です。

今回は、敷地内に梯子をかけるスペースが確保できたため、「伸縮ハシゴ(アップスライダー)」を使用しました。
※敷地が狭い場合や屋根勾配が急な場合は使用できないこともありますが、今回は安全に軒先へアクセスできるルートを確保できました。

屋根の上に立つと、すぐに異変が目に飛び込んできました。

  1. 瓦の列が乱れている: 整然と並んでいるはずの瓦が、波打つようにズレている。
  2. 明らかな浮き: 下地の土や木が見えそうなほど、瓦が持ち上がっている箇所がある。
  3. 砂埃の堆積: 浮いた瓦の隙間から風が入り込み、内部に砂や埃が溜まっている。

一見するとただの「経年劣化」に見えるかもしれませんが、私たちには分かります。
これは明らかに「瞬間的な強い力」が加わった痕跡です。

異音の正体は「ビル風」現象?隣家との隙間が生んだ破壊力

強風の力

なぜ、このお宅の屋根だけがこれほど激しく損傷したのか?
屋根の形状や方角を確認していく中で、ある一つの「決定的な要因」が浮かび上がりました。
それは、「すぐ隣に建つ隣家の外壁」の存在です。

【強風被害のメカニズム:巻き返し風】

今回の現場は、隣の家の外壁がすぐ近くに迫っていました。

  1. 台風の強風が隣家の外壁に激突する。
  2. 行き場を失った風が、壁を伝って強烈な勢いで巻き上がる(ビル風のような現象)。
  3. その風がお客様の屋根瓦を下から突き上げる。

この現象により、屋根の上では瞬間的に「真空状態(負圧)」が発生し、重い瓦が吸い上げられるように浮き上がります。
そして風が止んだ瞬間、浮いた瓦が屋根の下地に叩きつけられる。
お客様が聞いた「ゴンゴン」という異音の正体は、まさに「浮き上がった瓦が、屋根に落下して叩きつけられる音」だったのです。

その衝撃は凄まじく、点検の結果、以下の深刻なダメージが確認されました。

  • 瓦の先端破損: 叩きつけられた衝撃で、瓦の最も弱い先端部分が欠けている。
  • 重なり合い: 浮いた拍子に、隣の瓦の上に乗り上げてしまっている(将棋倒しの前兆)。
  • 釘の浮き: 瓦を持ち上げる力で、固定釘が抜けかけている。

これはもはや「自然な劣化」ではなく、明確な「風災(自然災害)」と言える状況でした。

被害拡大を防ぐために!確実な修繕プランの提示

調査を終え、撮影した写真をお客様にお見せしながら報告を行いました。
「まさか、こんなに割れていたなんて…」 お客様は驚かれていましたが、同時に「音がした原因」がはっきりしたことで、安堵の表情も浮かべていらっしゃいました。
私たちは、この状況を放置すれば「雨漏り」や「瓦の落下」は時間の問題であると判断しました。

修繕プランをご提案

  1. ズレ直し(整列): 乱れた瓦の列を、手作業で一枚一枚正しい位置に戻す。
  2. 破損瓦の交換: 割れてしまった瓦は、雨水の浸入経路となるため、新しい瓦へ差し替え交換を行う。
  3. 【重要】コーキング固定: 今後、同じような強風が吹いても瓦が浮かないよう、瓦同士を**コーキングボンド(接着剤)**で強力に固定する。

特に3つ目の「コーキング固定」は、隣家の影響を受けやすいこの立地において、必須の対策です。
単に戻すだけでなく、「二度と同じ恐怖を感じさせない屋根」に仕上げる。それが私たちの提案です。

次回は、実際にこの破損した瓦を取り除き、新しい瓦へと交換・補強していく施工の様子を詳しくお届けします。

今回の工事のまとめ (Summary)

まとめの看板写真

屋根の上で起きていることは、地上からは決して見えません。「音」は建物からのSOSサインです。

【名古屋市南区・台風被害点検のポイント】

火災保険の適用: 今回のような「風災」は、加入している火災保険が適用できる可能性が高い。

異音は危険信号: 強風時に「ゴンゴン」「ガタガタ」と音がしたら、瓦が浮いている可能性大。

立地条件がカギ: 隣家との距離が近い場合、風の「巻き返し」による被害を受けやすい。

早期発見が節約の鍵: 瓦が飛んでしまう前にズレを直せば、修理費用は最小限で済む。


Q1. どんな屋根でもハシゴで登れますか?

A. 建物の高さや敷地の広さ、屋根の勾配(傾斜)によってはハシゴが使えない場合があります。
その際は、ドローン調査など別の安全な方法をご提案します。

Q2. 台風で屋根が壊れた場合、火災保険は使えますか?

A. 多くの火災保険には「風災補償」が含まれており、台風や強風による破損は対象になるケースが多いです。
申請のサポートも可能ですのでご相談ください。

Q3. 隣の家が近いと、屋根への被害が出やすいのですか?

A. はい。風が隣家の壁に当たって渦を巻くことで、局地的な突風が発生し、瓦を巻き上げることがあります。
立地に応じた対策が必要です。


次回、新しい瓦を使って差し替え修復!

このままでは雨漏りする可能性が出てきます。
新しい瓦を発注して、その瓦で差し替え作業を行います。


ヤマムラ建装㈱ 代表取締役 顔写真
私が点検調査にお伺いします!

名古屋市南区を中心に、名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
創業100年以上の技術を受け継ぎ、雨漏り修理から外壁塗装まで、すべて私が責任を持って担当します。

最近やり始めた趣味はゴルフと筋トレ。
お客様の「困った」を解決し、笑顔にするのが私の仕事です。
【保有資格】かわらぶき技能士・ 増改築相談員/ 【趣味】ゴルフ・筋トレ


【名古屋市南区】と同じ地域の現場施工事例

同作業での点検やメンテナンスを行ったブログ記事