「部屋が使えない…」長年の雨漏りが招いた屋根のSOSサイン

屋根点検を行います

「もう何年も雨漏りしていて、2階の部屋は使っていないんです」
名古屋市南区のお客様より、切実なご相談をいただきました。

築80年を超える立派な入母屋(いりもや)造りのお住まい。
しかし、屋根を見上げて言葉を失いました。
瓦は波打ち、あちこちでズレが発生し、なんと鬼瓦が転倒していたのです。

これは単なる雨漏りではありません。
屋根の寿命を超えた「崩壊の予兆」でした。
緊張の初動調査レポートです。

目視による屋根点検の開始

瓦が浮いて見えました

お客様との日程調整を経て、訪問させていただきました。
まずは簡単な挨拶を交わし、お客様から雨漏りの状況をお聞きして調査を行いました。

お客様からのお話を伺いながら、屋根瓦がかなり傷んでいることが雨漏りの原因である可能性が高いと推測しました。
お客様に了承をいただき、屋根に登らせていただき雨漏りの点検を行いました。

お客様の建物敷地が非常に広く、屋根も1階から2階にまたがる大きな屋根部分でした。
そのため、脚立を使用して簡単に屋根に登ることができました。

屋根の点検を進めていく中で、屋根瓦の本来のいぶし色が黒ずんでいたり、錆びて茶色に変色していることがわかりました。
経年劣化が進んでおり、耐久年数を超えている瓦が多いようでした。

特に気になったのは、屋根瓦がズレていて隙間が開いている箇所がありました。
一部分ではありますが、屋根瓦同士の接着が弱まっていることが原因でズレてしまっている可能性が考えられます。

鬼瓦が前方に転倒していました

屋根瓦がズレ落ちている屋根面の隅棟側でも、隅棟前面の鬼瓦が前側に転倒していました。
鬼瓦が転倒することは、そんなにもあることではないのですが、極稀に、鬼瓦が倒れないように引っ張ている固定針金が経年劣化や施工不良などで切れてしまって、鬼瓦が転倒したのかと考えられます。
このような状況は注意が必要で、固定針金の状態を定期的に点検し、必要に応じて修理や補強を行うことが重要です。
安全を確保するためにも、専門家に相談して適切な対応をすることが大切です。

棟瓦が崩れて雨漏りします

瓦で施工された同じ屋根面で反対側の隅棟部でも、目視による雨漏り点検調査を行いました。
そちら側では、隅棟部の棟瓦が一部欠けており、この部分から雨水が浸入しやすくなっていました。
実際、雨漏りしている可能性がかなり高いと考えられます。
このような状況では、専門業者に点検を依頼することが重要です。
屋根の状態を確認し、適切な対処を行うことで、雨漏り被害を防ぐことができます。
隅棟部の棟瓦が欠けている場合は、早めの修理や補修が必要です。

隅棟下の平瓦がズレていました

屋根の隅棟部付近の瓦が経年劣化によりズレ落ちし、隅棟部との隙間が生じていました。
経年劣化による原因で、屋根瓦が多くズレ落ちしており、屋根の雨漏り点検を行うために瓦を歩行するのも難しい状況でした。
このような状況では、屋根の点検が急務となります。
経年劣化による瓦のズレや落下は、雨水が入り込んで雨漏りの原因となる可能性がありますので、早めの対応が必要です。

歩行の危険性がありこれ以上の屋根の点検が出来ないです

庇屋根の先端から瓦がズレていました

入母屋屋根形状の庇屋根部分において、軒先瓦が固定されていないため、前方にズレが生じていることが確認されました。
このズレにより、屋根瓦全体も前にズレており、庇屋根の屋根瓦に乗り移ることができない状況となっています。
目視での点検を行い、状況を確認した際に写真を撮影しております。

瓦屋根が屋根裏に沈下していました

お客様からご相談いただいていた雨漏りについて、建物の東側の屋根を調査いたしました。
屋根の状態が非常に悪く、人が安全に上ることができないため、道路から写真を撮らせていただきました。
写真を見ていただくと、屋根の瓦が大きくずれて、落ちかけているのがわかると思います。これだけずれていると、雨が漏れてしまうのは当然です。
瓦の下にある板(野地板)も傷んでいる可能性が高く、屋根全体を新しくする工事(葺き替え)が必要になるかもしれません。新しい瓦にすることで、屋根の強度も高まります。
今後、お客様と相談しながら、最適な修理方法を決めていきたいと思います。

危険なので仮設足場を建てていない屋根には絶対に乗らないでください

瓦屋根が屋根裏に沈下していました
隅棟下の平瓦がズレていました

屋根の瓦は、ぱっと見た感じではきちんと並んでいるように見えても、実はズレていることがあります。特に、古い建物は要注意です。
この瓦のズレは、雨漏りの原因になるだけでなく、屋根に上がる人にとってもとても危ないんです。私たちのような専門家でも、ズレている瓦に気づかずに落ちてしまう事故が起こることもあります。
屋根の点検は、自分でやるのは本当に危険です。必ず専門の業者に頼んで、安全に点検してもらうようにしてください。

店舗02

屋根の点検、自分でやるのは危険!プロに任せよう!
最近は、屋根の点検もドローンや長い棒を使うことが多くなりました。

屋根点検の方法が変わってきた!
・ 以前:人が直接屋根に登って点検
・ 現在:ドローンやカメラ付きの棒を使って地上から点検

素人が屋根に登るとこんなに危ない!
私たちプロでも、屋根の上は注意が必要です。何も知らない人が登ると、もっと危ない!
・落ちて怪我をする可能性が高い
・屋根を壊してしまう可能性もある

だから、屋根には絶対に登らないで!
屋根のことが心配なら、近くの屋根の専門業者に相談してください。


次回の現場ブログ記事の内容は?

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writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 敷地ギリギリの屋根工事「道路」にはみ出す時はどうする? 「家の前の道が狭いけど、足場なんて組めるの?」名古…


屋根が「沈下する」とはどういうことですか?

長期間の雨漏りで、瓦の下にある「野地板(のじいた)」や「垂木(たるき)」などの木材が腐って強度がなくなり、瓦の重さに耐えきれず屋根全体が下がってしまう現象です。

鬼瓦が倒れることはあるのですか?

通常はありませんが、固定している「銅線(針金)」が経年劣化で切れると、地震や強風の振動でバランスを崩して倒れることがあります。落下の危険性が高く、非常に危険な状態です。

なぜ屋根に登れなかったのですか? 

瓦の固定力が失われており、人が乗るだけで瓦がズレたり、踏み抜いてしまう恐れがあったからです。二次被害や転落事故を防ぐため、安全な範囲での目視点検に留めました。


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ヤマムラ建装㈱ 代表取締役 顔写真
私が点検調査にお伺いします!


名古屋市南区を中心に、屋根工事・雨漏り修理・リフォームなら、創業100年以上の実績を持つ当社へ!名古屋市と近郊都市で活動する「ヤマムラ建装株式会社」5代目の山村です。
明治末期創業からの技術を受け継ぎ、地元で5,000件以上の施工実績を誇る「住まいの専門家」です。

フリーダイヤル番号のロゴマーク

【主な対応業務】
屋根工事: 葺き替え、漆喰補修、雨漏り修理(かわらぶき技能士)
外装工事: 外壁塗装、ベランダ・屋根防水、雨樋工事、電気工事
その他の業務も(大工工事、キッチン、トイレ、浴室リフォーム等)一度ご相談してください。

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