東海市【雪止め金具】雪止め金具の後付け設置で落雪の危険を防ぐ!瓦を割らない施工・正しい位置・強風から防ぐコーキング固定

東海市の屋根工事|落雪を防ぐ「雪止め金具」後付けの全て

工事のきっかけ

愛知県東海市にお住まいの方にとって、屋根に積もるほどの雪は、それほど頻繁なことではないかもしれません。
「うちは雪国ではないから大丈夫」と、屋根の雪対策を特に意識されてこなかった方も多いのではないでしょうか。
しかし、たとえ数年に一度の積雪であっても、屋根からの「落雪」は、深刻な事故を引き起こす大きな危険をはらんでいます。

なぜ、屋根の雪は突然、大きな塊になって落ちてくるのでしょうか。
その主な原因は、室内の暖房器具から伝わる「生活熱」や「太陽の日差し」です。
これらの熱によって、屋根と雪の接地面から雪が溶け始めます。
この雪解け水が屋根瓦の表面に薄い氷の膜を作ると、屋根全体がまるで「滑り台」のような状態になります。
その結果、屋根の上に積もっていた重い雪が、バランスを崩して一気に滑り落ちてしまうのです。

もし、その雪の塊が、ご自宅の前を歩いている通行人の方の頭上に落ちたら。
もし、お隣様のカーポートや大切にされている車を直撃してしまったら。
人身事故や物損事故といった、取り返しのつかない事態に発展する可能性も否定できません。

ご自宅の屋根を見上げたとき、「そういえば、雪をせき止めるような金具が付いていない」と思われたなら、ぜひ早めの対策をご検討ください。
事故は、起きてしまってからでは遅いのです。

現在、雪止めが設置されていない屋根にも、安全に「後付け」で雪止め金具を設置するリフォームが可能です。
ご家族とご近所の皆様の安全を守るため、万が一の事態に備えることが、今、求められています。

建物の状況

築年数 ・・・ 築30年ほど

工事費用・・・ 約15万円ほど

施工期間・・・ 約2日ほど

建物種別・・・ 戸建て(木造)

ビフォーアフター

01.東海市 雪止め 雪止め後付け作業開始。

02.東海市 雪止め 雪止め後付け作業完了後の様子。

愛知県東海市でも、まれに降るドカ雪による「落雪事故」への備えは非常に重要です。
屋根から滑り落ちる雪の塊は、人や物を直撃すれば深刻なトラブルの原因となります。
こうした危険を防ぐ最も効果的な方法が「雪止め金具」の設置です。

この記事では、現在雪止めが付いていない屋根に「後から金具を取り付ける」リフォーム工事について、住宅リフォームの専門家が詳しく解説します。
「どうやって取り付けるの?」「屋根瓦が割れたりしない?」「どこに付けるのが正しいの?」といった皆様の疑問にお答えします。

具体的には、屋根瓦を傷めない安全な差し込み技術、屋根の破損を防ぐための「正しい設置位置」の秘密、さらに台風などの強風でも金具がズレないようにする「コーキング固定」という重要な一手間まで、プロの視点でご紹介します。
東海市で安全な屋根リフォームをご検討中の方は、ぜひご一読ください。

東海市でも要注意!「なぜ屋根から雪が落ちる?」落雪事故を防ぐ雪止め金具の後付けリフォーム

03.東海市 雪止め 雪止め一体型の瓦のイメージ。

こんにちは。名古屋市や近郊都市の東海市などでも屋根・住宅リフォームを手掛けております。
東海市では珍しい積雪ですが、いざ屋根に雪が積もると「落雪」の危険が伴います。

なぜ雪は突然、大きな塊で落ちてくるのでしょうか。
原因は、室内の暖房による「生活熱」と「太陽の日差し」です。
暖かい空気は屋根裏に集まり、積もった雪を下から溶かします。
同時に太陽の光も雪の表面を溶かします。
この雪解け水が屋根瓦の表面に広がると、まるで氷の滑り台のようにツルツルになり、雪の重みで一気に滑り落ちてしまうのです。

もし、この大きな雪の塊が通行中の方の頭上に落ちたり、お隣様のカーポートや車を直撃したりすれば、人身事故や物損事故という深刻なトラブルになりかねません。
こうした事故を防ぐのが「雪止め瓦」や「雪止め金具」です。
これらは、雪を屋根上に一旦留め置き、危険のないサイズになるまで少しずつ安全に溶かす役割を果たします。

「うちの屋根には付いていない」というお宅でも、これらの雪止めは(一部の屋根材を除き)後からでも設置が可能です。
今回、東海市のお客様からも、この雪止め金具の後付け工事をご依頼いただきました。

屋根瓦を割らずに固定!プロが教える雪止め金具の安全な差し込み技術

01.東海市 雪止め 雪止め金具を瓦に後付けで取り付けます。
02.東海市 雪止め 瓦の先端を浮かせて金具を差し込みます。

雪止め金具の後付け工事は、非常に繊細な技術が求められる作業です。
今回は、その具体的な取り付け方法と注意点をご紹介します。

まず、金具を設置する箇所の「上の段の屋根瓦」を、専用の道具で慎重に持ち上げ、隙間を作ります。
この隙間に雪止め金具を奥まで滑り込ませるように差し込んでいきます。

この時、最も重要なのが「屋根瓦を浮かせすぎない」ことです。
屋根瓦はデリケートなため、金具の厚み以上に無理やり持ち上げようとすると、圧力に耐えきれず、瓦に亀裂が入ったり、割れてしまったりする危険性があります。

私たちは瓦を破損させないよう、必要最低限の隙間だけを作り、瓦の重なりで見えない奥側にある「引っ掛かり部分」まで、金具を確実に差し込みます。
さらに、施工品質を担保するために「確認作業」を徹底します。
差し込んだ金具を軽く下に引っ張り、奥でしっかりと固定されているか、簡単にズレたり落ちてきたりしないかをチェックします。
このひと手間が、確実な落雪防止性能に繋がるのです。

雪止め金具は「3段目」から?屋根の破損を防ぐ、正しい設置位置の秘密

04.東海市 雪止め 建物の構造で雪止め設置場所の説明。

雪止め金具は、落雪を防ぐために非常に重要ですが、設置する「位置」を間違えると屋根を傷める原因にもなります。
雪止め金具は、屋根の先端(雨樋がある軒先部分)から少し上がった位置に、横一列(または二列)で設置するのが基本です。

なぜなら、雪止め金具には積もった雪の「すべての重量」が集中してかかるからです。
その重さをしっかりと支えるためには、建物の外壁や「軒桁(のきげた)」といった、建物の構造上、重量に耐えられる部分の真上に設置する必要があります。

よく勘違いされがちですが、屋根の先端ギリギリ(「軒先瓦」と呼ばれる1段目や2段目)には、雪止め金具は取り付けません。
もしこの位置に取り付けると、真下に建物の支えがないため、雪の重みで屋根の先端部が歪んだり、破損したりする危険性が非常に高いのです。
そのため、一般的に雪止め金具や雪止め瓦は、軒先から数えて3段目以降の「重さに耐えられる位置」を見極めて設置していきます。

その雪止め金具、差し込むだけ?「台風の横ズレ」を防ぐコーキング固定

05.東海市 雪止め 雪止め金具を固定するためコーキング塗布します。
06.東海市 雪止め 塗布したコーキングに金具を重ね接着します。

雪止め金具は、屋根瓦の隙間に差し込んで固定しますが、実はそれだけでは作業完了ではありません。
私たちは、長期的な安全のために「プラスα」の施工を行っています。

もし金具を差し込んだだけの状態で作業を終えてしまうと、設置直後は問題なくても、年月の経過とともに、台風並みの強風が吹いた際に金具が横にズレてしまう可能性が非常に高くなります。

その「横ズレ」を防ぐために行うのが、コーキングボンドによる接着固定です。
まず、金具を差し込む前に、屋根瓦の表面(金具で隠れる位置)にあらかじめコーキングボンドを「点付け」しておきます。
その後、瓦の隙間に差し込んだ雪止め金具を、このコーキングボンドが置かれた場所までスライドさせて重ね、しっかりと圧着させます。

この一手間を加えることで、金具が瓦と強力に接着されます。
これにより、接着が切れない限り、台風のような強風を受けても金具がズレるのを防ぎ、長期間にわたって安全な状態を維持することができるのです。

東海市の屋根工事完了!雪止め金具設置と「屋根全体の清掃」でお客様も安心

07.東海市 雪止め 指定位置に雪止め金具を差し込みます。

先日より進めておりました、お客様宅の雪止め金具の設置工事が、このたび無事に完了いたしました。
あらかじめ定めた安全な位置へ、予定していた全ての雪止め金具を屋根瓦の隙間に丁寧に差し込み、さらに強風でズレないようコーキングボンドで一つひとつ接着固定を行いました。

全ての設置が完了したら、使用した作業工具や材料を屋根から慎重に降ろします。
そして、私たちは必ず最後に「屋根全体の吹き掃除」を行います。
施工中に出た細かなゴミなどもきれいに清掃し、屋根の上を来た時よりも美しくして作業完了です。

作業終了後、お客様には改めて完了のご報告をいたしました。
その際、ご自身の目で確認しにくい屋根の上も、私たちが撮影した施工後の写真をご覧いただき、雪止め金具がしっかりと取り付けられた様子をご確認いただきました。
仕上がりをご覧になったお客様も「これで安心できる」と大変喜んでくださり、私たちも嬉しく思います。

代表 撮影
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お客様との記念撮影