「釘」から「ビス」へ!再発防止のカギは固定力のアップデートにあり

00.常滑市 破損瓦 数が不足していたところには在庫の棟瓦を施工。

待望の新品瓦が到着し、いよいよ本工事がスタート。
応急処置で使っていた仮の瓦を外し、正規の瓦へと差し替えます。

今回の修理で最もこだわったのは「固定方法」
昔ながらの釘ではなく、抜けにくい「ステンレスビス」を使うことで、台風でも二度と飛ばない屋根に仕上げました。

常滑市での安心リフォーム、完結編です。

前回の現場ブログ記事は?

【常滑市】雨漏りを絶対阻止!在庫瓦を加工して凌ぐプロの雨養生(応急処置)

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 新しい瓦が来るまで待てない!在庫の瓦を「加工」して雨の侵入を食い止める 瓦が割れたままでは、次の雨で確実に…

こちら現場での初回点検の様子は?

初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!

【常滑市】強風で瓦が飛んだ!二次被害を防ぐ緊急点検と「釘浮き」の恐怖

writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔 屋根から瓦がぶら下がってる!緊急出動で見た強風被害の爪痕 「庭に瓦が落ちていて、上を見たら今にも落ちそうな…

屋根修理の本工事が開始!応急処置の「代理瓦」を新品の正規瓦へ交換

02.常滑市 破損瓦 在庫瓦を差し込んでおいた瓦場所。
03.常滑市 破損瓦 差し込んだ在庫瓦を取り外します。

強風被害では、瓦の破損やヒビ割れた箇所から雨水が浸入し、雨漏りを引き起こす危険な状態でした。
そのため、本工事までの間、お客様にご安心いただくため、弊社の在庫瓦(代理瓦)を差し込み、雨漏りを防ぐ緊急の応急処置を施していました。

この度、お客様にご注文いただいていた、お住まいとまったく同じ新品の正規の屋根瓦が納品されました。
いよいよ、屋根を本来の万全な状態に戻す「本工事」のスタートです。

作業はまず、応急処置として差し込んでいた在庫瓦を丁寧に取り外すことから始めます。
前回のブログでも少し触れましたが、この応急処置で一度使用した瓦は、取り外した後に他のお客様のお住まいで再利用することは一切ございません。

たとえ短期間の使用であっても、一度現場に合わせて取り付け・取り外しを行った瓦は、新品とはコンディションが異なります。
お客様に常に最高の品質をご提供するという弊社のポリシーに基づき、役目を終えた代理瓦は責任をもって廃棄処分いたします。

新品の瓦を「コーキング」でしっかり固定!再発防止の重要な一手間

04.常滑市 破損瓦 固定接着としてコーキングを塗布します。
05.常滑市 破損瓦 取り寄せた新しい瓦を差し込みます。

応急処置で差し込んでいた瓦をすべて撤去した後、いよいよご注文いただいた新品の正規の屋根瓦を取り付けていく本工事に入ります。

破損していた瓦がなくなった箇所に、お取り寄せしたお住まいと同じ色の新しい屋根瓦を差し込んでいきます。
しかし、ただ瓦を差し込むだけでは、将来的にまた強風が吹いた際に、瓦がズレたり浮き上がったりしてしまう可能性があります。

そこで弊社では、新しい瓦を差し込む前に、下地となる部分に専用の「コーキングボンド」を適量塗布します。
これは、瓦を強力に接着・固定するための非常に重要な工程です。
塗布したコーキングボンドにしっかりと密着させるように、新しい瓦を一枚一枚丁寧に差し込み、圧着固定していきます。

雨水が集まりやすく雨漏りの原因となりやすい「谷樋(たにどい)」付近の瓦や、他の破損していた瓦の部分も、すべて同じ手順で確実に差し替え交換を行いました。
この一手間が、修理後の屋根の耐久性を高め、雨漏りや瓦の飛散といった被害の再発を防ぎます。

棟瓦の交換工事。なぜ「ビス釘」での固定が強風に強いのか?

06.常滑市 破損瓦 同系色の瓦を取り付けておきます。
07.常滑市 破損瓦 パッキン付きビスを打ち込み固定します。

いよいよ棟瓦(むねがわら)の本工事です。
応急処置として仮設置していた、色も形状も異なる在庫の棟冠瓦を撤去し、新しく納品された瓦に取り替える作業に入ります。

今回、元と全く同じ棟冠瓦は製造メーカーにも在庫がありませんでした(廃盤)。
もし特注で製作すると、瓦一枚が驚くような高額になってしまいます。
そのため、お見積もりの段階でお客様には事情をご説明し、ご了承いただいた上で、同系色である緑系の棟冠瓦を使用させていただきました。

そして、ここからが非常に重要な作業です。新しい棟瓦の固定には、従来の「釘」ではなく、パッキン付きで長さ85mmの「ビス釘」を使用します。
昔の工事で多い「固定釘」は、ハンマーで打ち込むため、経年劣化で浮きやすいのが弱点でした。
その浮いた隙間から雨水が浸入したり、強風で抜けたりすることが、今回の被害の原因でもありました。

一方「ビス釘」は、電動ドリルで回転させながら土台の木材にねじ込んでいきます。
ビスのネジ山が内部でしっかりと食い込むため、長期間「浮き」に強く、強風による飛散を強力に防ぎます。
ビス釘や専用工具は高価になりますが、お客様のお住まいを長期間守るためには、この確実な工法が最善だと考えています。

二階屋根の修理完了!棟瓦のビス釘固定と、一階ケラバ袖瓦の交換へ

08.常滑市 破損瓦 一枚ずつビスを打ち込んで固定します。

屋根の棟(むね)部分の修繕作業も、いよいよ最終段階です。
新しく取り付けた棟冠瓦(むねかんむりがわら)が、将来の強風で二度と飛散しないよう、一本一本「ビス釘」を使って下地に強固に固定していきます。

すべての棟冠瓦にビス釘がしっかりと打ち込まれていることを入念に確認しました。
これで、二階屋根部分で行っていた応急処置の在庫瓦から、お客様にご注文いただいた新品の正規の屋根瓦への取り替え交換作業は、すべて完了となります。
雨漏りの心配もなくなり、耐久性も格段に向上しました。

二階屋根の安全が確保できましたので、続いて作業は一階の屋根へと移ります。
一階部分は、二階から落下してきた瓦の衝撃で、屋根の端にある「ケラバ袖瓦(そでがわら)」が破損していました。
これから、この破損したケラバ袖瓦の取り替え交換作業を丁寧に進めてまいります。

【常滑市 屋根修理完工】ケラバ袖瓦もビス釘固定で万全!お客様にも安心をお届けできました

09.常滑市 破損瓦 形状は同じだが模様がない新しい瓦。
10.常滑市 破損瓦 ビスを打ち込みケラバ袖瓦を固定します。

二階屋根の作業に続き、最後は一階の屋根の端にある「ケラバ袖瓦(そでがわら)」の本工事です。
こちらも応急処置で取り付けていた弊社の在庫瓦を丁寧に取り外し、新しくお取り寄せした正規の瓦に差し替え交換を行いました。

二階の棟瓦(むねがわら)と同様に、こちらのケラバ袖瓦も全く同じものはすでに廃盤となっておりました。
そのため、お見積もりの段階でお客様にご了承いただいていた通り、違和感のない同系色で模様のないタイプの瓦を使用させていただきました。

そして、固定方法も二階と同様に、強風対策として「ビス釘」をしっかりと打ち込み、強固に固定します。
これで、すべての修理作業が完了いたしました。

作業後、お客様には私たちがスマートフォンで撮影した作業中の写真をお見せしながら、どの部分をどのように直したのかを詳しくご報告いたしました。
写真が少し見えづらい点もありましたが、破損していた瓦が新しく交換されたことは十分にご理解いただけたご様子でした。

「これで雨が入る心配がなくなり、やっとホッとしました」と、お客様が心から安心された表情を拝見でき、私たちも本当に嬉しく思います。
お住まいの安全と安心を取り戻すお手伝いができ、無事に完工となりました。


釘とビス、何が違うの?

釘は打つだけですが、ビス(ネジ)は回転させながら木材に食い込むため、引っ張る力に対して圧倒的に強く、抜けにくいのが特徴です。現在はビス固定が標準です。

新しい瓦の色が違うようですが?

元の瓦が廃盤だったため、メーカー推奨の「近似色」を使用しました。最初は少し違和感があるかもしれませんが、機能的には新品同様で、徐々に馴染んでいきます。

瓦の接着にコーキングを使うのはなぜ?

差し替えた瓦がズレないようにするためです。ただし、雨水の逃げ道を塞がないよう「点付け」で接着するのがプロのポイントです。

次回は施工事例になります!


09.常滑市 瓦差し替え 作業完了後の状態。.JPG
【常滑市】屋根瓦修理!勾配を考慮した点検から破損瓦の差し替え修理!
08.常滑市 壁瓦修理 掃除を行い作業が完了となります。
【常滑市】針金とボンドを使い強固に塀瓦を固定!悩みの種の野良猫対策も解決
02.常滑市 天窓修理 天窓スカート部作業完了後の様子。
【常滑市】滑る屋根瓦の天窓修理!点検してコーキング塗布固定で雨漏りを防ぐ
01.緑区 隅棟修理 葺き終い部に屋根漆喰を塗布します。
【名古屋市緑区】屋根修理|剥がれた漆喰と瓦の欠片!雨漏り直前の屋根を救出!
01名古屋市熱田区 袖部分修復 年数が経過した土壁外壁。
【名古屋市熱田区】屋根&外壁リフォーム|土壁をトタンでカバー!ズレた袖瓦も同時修理
雨漏りで穴があいた屋根
【名古屋市港区】瓦の劣化や腐食の原因は雨樋?解決への道を熟練の解説

お問い合わせ

点検調査などのご依頼及び業務内容へのご質問などお気軽にお問い合わせください