【棟・鬼修復】名古屋市天白区 鬼瓦の落下・棟の崩れはお任せ!不安を解消する棟修復と防水対策の全工程を解説!
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
鬼瓦・棟の復旧工事の全工程と専門技術
工事のきっかけ
ゴォーッと、家が揺れるほどの風が唸りをあげて吹き荒れた台風の夜。
不安な気持ちで朝を迎えると、幸いにも大きな被害はなさそうだと胸をなでおろしました。
しかし、数日後の晴れた日、庭に出てふと我が家を見上げた時、いつもそこにあるはずの屋根の端の飾りが無いことに気づいたのです。
地面には、黒い瓦の破片が痛々しく散らばっていました。
「まさか、うちが…」。血の気が引くとはこのことでした。
屋根にぽっかりと穴が開いているように見え、次の雨が降ったらすぐにでも雨漏りしてしまうのではないかと、いてもたってもいられなくなりました。
しかし、どこに頼めばいいのか見当もつきません。
インターネットで「名古屋市 屋根修理」と検索すると、たくさんの会社が出てきましたが、どこが本当に信頼できるのか分からず、不安は募るばかりでした。
そんな中、施工事例を写真付きで丁寧に説明している貴社のホームページを見つけ、「ここなら、ちゃんと話を聞いてくれるかもしれない」と、震える手で電話をかけたのが、今回の工事の始まりでした。
お客様は心からご納得され、正式に工事をお任せいただく運びとなりました。
建物の状況
築年数 ・・・ 築60年以上
工事費用・・・ 約20万円ほど
施工期間・・・ 約2日間ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

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「なんだか、屋根の瓦がズレているような気がする…」
「最近の強い雨の後、天井にうっすらとシミができたかもしれない…」。
ある日突然、大切なお住まいに見つけた小さな異変。
それは、屋根が発している重大なSOSサインかもしれません。
しかし、いざという時に「どこに相談すれば良いのだろう?」「しつこく営業されたらどうしよう」と、不安な気持ちから、つい見て見ぬふりをしてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
そんな時は、どうかお一人で悩まず、まず私たち屋根とリフォームの専門家にご連絡ください。
この記事では、実際に名古屋市であった屋根の修理事例をもとに、ご相談から工事完了まで、私たちがどのようにしてお客様の不安に寄り添い、お住まいを災害から守る頑丈な姿へと蘇らせていくのか、その全工程を詳しくご紹介します。
目次
屋根のSOS、見過ごさないで。プロの無料点検がお住まいを守る第一歩です

「瓦がズレている気がする」「天井にシミができたかも…」
大切なお住まいに異変を見つけた時、どこに相談すれば良いのか不安になりますよね。
そんな時は、まず私たち屋根の専門家にご連絡ください。
ご連絡をいただけましたら、お客様のお住まいの状況を正確に把握するための「初動調査」に伺います。
ご訪問の際は、まず丁寧にご挨拶をさせていただき、お客様がどのような点にご不安を感じているのか、いつから気になっているのかなど、詳しくお話をお伺いします。
お客様の心に寄り添い、状況を正確に把握することが、的確な診断への最も大切なステップだと考えているからです。
ヒアリングの後、早速、専門知識を持ったスタッフが問題となっている箇所の調査を開始します。
屋根のトラブルは、まさに「お住まいの健康診断」と同じです。
破損箇所はもちろん、将来リスクとなり得る劣化のサインまでプロの目で厳しく見極め、最適な解決策をご提案するための情報を集めます。
まずはお気軽にご相談ください。
雨の日の屋根点検どこまで可能?安全第一で進めるプロの対応


屋根のトラブルは天候を選んではくれません。
お問い合わせをいただいた当日が、あいにくの雨模様であることも少なくありません。
お客様の不安を少しでも早く解消するため、私たちは天候に関わらず迅速に現場へお伺いします。
まず大前提として、雨で屋根が濡れている状態では、屋根に登っての調査は行いません。
これは、濡れた屋根が非常に滑りやすく、重大な落下事故に繋がる危険があるためです。
私たちの調査は、何よりも安全を第一に考えております。
しかし、何も確認できないわけではありません。
今回のお客様のお宅は平屋だったため、安全な場所に脚立を立て、その上から破損箇所の状況を把握することができました。
お客様ご自身が、崩れた棟にブルーシートをかけ、土嚢とロープで懸命に応急処置をされており、そのご不安な気持ちが伝わってきました。
こだわりの鬼瓦、修理で再現できますか?お客様の想いに応えるご提案

屋根の修理において、お客様から「落下してしまった鬼瓦を、他の場所と同じ顔のデザインで復旧してほしい」というご要望をいただくことがあります。
鬼瓦はお住まいの顔とも言える大切な部分。
そのこだわりや想いに応えるのも、私たちの重要な仕事です。
ご要望をいただいた際は、まず瓦メーカーに連絡を取り、同じ意匠の鬼瓦の在庫があるかを徹底的に確認します。
在庫があれば、スムーズに工事の段取りを進めることが可能です。
もし在庫が無い場合でも、ご安心ください。私たちはそこで諦めません。
在庫のある他のデザインの鬼瓦をご覧いただくか、あるいは特注で一から同じものを作成するかなど、複数の選択肢をお客様にご提示し、ご納得のいく方法を一緒に考えさせていただきます。
特注の場合は製作に約1ヶ月半ほどお時間をいただきますが、お客様のこだわりを形にするため、最善を尽くします。
崩れた隅棟と鬼瓦の復旧工事レポート


先日の台風並みの強風により、隅棟の一部が崩れてしまったお宅の修繕工事に着手しました。
まず、お客様が懸命に行っていたブルーシートと土嚢による応急処置を丁寧に取り外し、破損した箇所を正確に把握することから作業を開始します。
お客様が気にされていた鬼瓦も、幸い瓦メーカーに同じデザインの在庫があり、迅速に入荷することができました。
新しい鬼瓦を慎重に設置し、ここからが最も重要な工程です。
以前のように再び落下することがないよう、今回は専用の針金を使い、棟に頑丈に固定しました。


鬼瓦の設置後、いよいよ強風で崩れてしまった隅棟本体を復旧させる、最も重要な工程に入ります。
見た目を綺麗に戻すだけでなく、以前よりも強く、災害に負けない棟を作ることが私たちの使命です。
まず、土台となる部分に「南蛮漆喰」という特殊な漆喰をたっぷりと盛り付け、強力な接着と防水の役割を持たせます。
この土台の上に、「のし瓦」という平たい瓦を一段ずつ丁寧に、かつ頑丈に積み上げていきます。
そして、のし瓦を3段積み上げた後、てっぺんに「棟冠瓦」という丸い瓦を被せて棟の形は完成です。
しかし、私たちの仕事はここで終わりません。
最後に、再生した棟全体が再び横風で崩れることのないよう、専用の針金でしっかりと結束します。
雨漏りを防ぐ、プロの徹底した防水処理

頑丈な棟を再生する作業を終え、いよいよ工事は最終段階です。
ここからは、お住まいを雨漏りから守るための、念には念を入れた防水処理を行います。
この最後のひと手間が、屋根の寿命とお客様の長期的な安心に繋がります。
まず、鬼瓦と新しく積んだ棟瓦が接する部分など、雨水が浸入するわずかな隙間も見逃さず、専用のコーキング材で丁寧に埋めていきます。
さらに、今回新しく修理した部分と、元から残っていた既存の棟との接続部分も同様に処理します。
新旧のつなぎ目は、特に雨水が侵入しやすい要注意ポイントです。
この部分をしっかりと塞ぐことで、屋根全体の防水性能を格段に高めます。
【屋根工事完了】「綺麗になって嬉しい」お客様の喜びの声が私たちの原動力です


全ての修復作業が完了し、最後の大切な工程、後片付けと清掃に入ります。
使用した道具や材料を全て屋根から降ろし、ブロワーを使って作業範囲の細かな塵や埃を徹底的に清掃します。
「来た時よりも美しく」を心がけ、お客様に気持ちよくお引き渡しをするのが私たちの流儀です。
清掃完了後、お客様へ工事完了のご報告をします。
お客様が直接見ることのできない屋根の上の作業だからこそ、工事中に撮影した写真をお見せしながら、どのような作業を行ったのかを分かりやすくご説明します。
仕上がりを丁寧にご確認いただいたお客様から、「綺麗に修復されてうれしいです」と、喜びのお言葉をいただくことができました。
このお言葉こそが、私たちの何よりの励みであり、仕事への誇りです。
ご相談からお引き渡しまで、常にお客様に寄り添い、ご満足いただける工事をお約束します。
初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市天白区【隅棟修復作業】鬼瓦が落下したら危険信号!放置は危険な理由と応急処置の注意点!廃盤瓦の修理費用など解説』

