【雨漏り点検調査】名古屋市緑区 屋根が原因ではない!意外な真犯人のエアコンホース!サッシ周りの雨漏り!

その雨漏り修理本当に正しい?本当の原因と調査の全貌

工事のきっかけ

「またこの季節が来たか…」。
梅雨の気配を感じるたび、私の心は重く沈みました。
名古屋市緑区にあるこの家に住んで長年、少し強い雨が降るたびに、玄関のアルミ扉のあたりから雨水がじわりと染み出してくるのです。
タオルを何枚も敷いて備えるものの、床に広がる水たまりを見るたびに、言いようのない不安とストレスに襲われました。

数年前、意を決して近所のリフォーム業者さんに来てもらい、「屋根が原因です」との言葉を信じて決して安くはない修理工事をお願いしました。
これでようやく安心できる、そう思ったのも束の間、次の年であっけなく雨漏りは再発。
あの時の落胆は、今でも忘れられません。

「専門家でも直せないのか」
「この家はもうダメなのかもしれない」
そんな諦めの気持ちが日に日に大きくなっていきました。

しかし、インターネットで検索していた時、ある会社のホームページに目が留まりました。
そこには、私たちと同じように他社で直らなかった事例を解決したという記事がいくつも掲載されていました。
藁にもすがる思いで、これが最後かもしれないと心に決め、私は電話の受話器を手に取ったのです。

建物の状況

築年数 ・・・ 築40年ほど

工事費用・・・ 雨漏り点検と応急処置のみ

施工期間・・・ 約1日間ほど

建物種別・・・ 戸建て(木造)

ビフォーアフター

02.名古屋市緑区 雨漏り点検 サッシ木枠からの雨漏りが発生しました。

12.名古屋市緑区 点検調査 外壁のホース部分にコーキング塗布しました。

「高額な費用をかけて屋根を修理したのに、雨漏りが全く直らない…」
名古屋市やその近郊で、そんな絶望的な状況に悩んでいませんか?

雨が降るたびに、またあの場所に水たまりができるのではないかと不安な夜を過ごし、専門家に裏切られたような気持ちで心を痛めている方もいらっしゃるかもしれません。
その雨漏り、もしかしたら原因は屋根ではなかったのかもしれません。
雨漏りの本当の原因は、プロでも見逃してしまうような、意外な場所に隠れていることが非常に多いのです。

この記事では、私たち専門家がどのようにして「直らなかった雨漏り」の謎を解き明かしていくのか、名古屋市緑区での実際の調査事例に沿って、その思考のプロセスから原因特定の瞬間まで、余すことなくお伝えします。
諦めるのは、まだ早いかもしれません。

【名古屋市緑区】玄関ドアからの雨漏り木枠のシミは危険のサインです

01.名古屋市緑区 雨漏り点検 雨漏りが止まらないとご連絡がりました。

先日、名古屋市緑区にお住まいのお客様から「少し強い雨が降るたびに、玄関のアルミ扉付近から雨漏りがする」という、ご不安なご相談をいただき、早速現地調査にお伺いしました。

お客様にご挨拶後、詳しいお話を伺いながら問題の場所を拝見させていただきました。
毎日使う出入り口の扉サッシから雨漏りするとのことで、室内側から確認すると、アルミ扉の骨組みを囲むように設置された木枠に、雨水がじんわりと染み込んだ跡がはっきりと残っていました。

このようなサッシ周り、特に木枠に現れる雨染みは、建物の構造に関わる重要なSOSサインである可能性があります。
外壁のどこかから侵入した雨水が、壁の内部を静かに伝って、弱い部分である木枠まで到達している証拠だからです。

この状態を放置すれば、木材の腐食やシロアリの発生など、より深刻な被害につながる恐れもあります。
雨水の侵入経路を特定するため、これからプロの視点で徹底的に調査を進めてまいります。

屋根を修理しても雨漏りが直らない?本当の原因を見抜くプロの診断

02.名古屋市緑区 雨漏り点検 サッシ木枠からの雨漏りが発生しました。
05.名古屋市緑区 点検調査 固定ビスが外れここから雨水が落ちてくるそうです。

玄関ドアの木枠のシミを調査する中で、お客様から重要な情報を伺いました。
実は数年前、別の業者に「原因は屋根瓦だ」と診断され屋根の修理工事を行ったにもかかわらず、雨漏りは全く改善されなかったというのです。

このお話から、原因は屋根以外にあると確信し、改めてサッシ周りを徹底的に調査。
すると、アルミ扉のレールを固定しているはずのビスが抜け落ち、ぽっかりと穴が開いているのを発見しました。
お客様によると、まさにこのビス穴から、強い雨の日に水が滴り落ちてくるとのことでした。

雨漏りの原因特定は非常に難しく、安易に「上にある屋根が原因」と判断してしまうと、今回のように根本的な解決に至らないケースは少なくありません。
私たちは、お客様からのお話とプロの目で見た現場の状況を丁寧に照らし合わせ、先入観を持たずに真の原因を追究します。

雨漏り調査の鉄則!原因はサッシの真上にある「出窓」か?

06.名古屋市緑区 点検調査 外壁から出ている出窓を調査します。
07.名古屋市緑区 点検調査 出窓に梯子を立てかけてみました。

屋根を修理しても直らなかった玄関ドアの雨漏り。
本当の原因を突き止めるため、私たちは調査の基本に立ち返りました。
その基本とは、「雨水の入口は、出口である雨漏り箇所の上部にある」という、調査における重要なセオリーです。

水は必ず上から下へと流れます。
そのため、雨漏りしている場所の真上やその周辺を順に調べていくことで、原因箇所を論理的に絞り込むことができます。
やみくもに探すのではなく、水の通り道を予測しながら調査することが、根本的な解決への近道となります。

今回雨漏りしているのは1階の扉サッシ。
そこでセオリー通りに真上を確認すると、2階に「出窓」がありました。
私たちは、この出窓の小さな屋根や、外壁との隙間を埋めるコーキングの劣化が怪しいと判断し、早速、安全を確保しながらはしごを設置。
普段は見られない高所の状態を、直接目で確認する調査を開始しました。

怪しい劣化=雨漏りの原因とは限らない?慎重に判断する理由

08.名古屋市緑区 点検調査 出窓板金屋根が腐食亀裂して隙間があいています。
09.名古屋市緑区 点検調査 亀裂した部分が錆びていました。

2階の出窓を調査した結果、鉄板屋根に経年劣化による腐食亀裂や、水の侵入による浮き上がりなど、複数の劣化が確認できました。
お隣の出窓も同様に傷んでおり、一見すると、これが雨漏りの原因だと考えてしまいがちです。

しかし、私たちはここで「原因はこれだ」と即断はしませんでした。
なぜなら、この出窓から侵入した雨水が、1階の玄関ドアまで到達する経路としては、少し不自然な点があったからです。
もちろん、この屋根の劣化も放置できない重要な問題ですが、今回の雨漏りの根本原因と断定するには、根拠としては弱いと判断しました。

雨漏り調査で最も重要なのは、目立つ劣化箇所に惑わされず、水の通り道を正確に特定することです。
安易な判断は、修理をしても雨漏りが直らないという最悪の結果につながりかねません。

お客様のご計画も伺いながら、私たちは今回の雨漏りの「本命」となる原因を探し続けます。

灯台下暗し!雨漏りの真犯人はエアコン配管の小さな穴でした

10.名古屋市緑区 点検調査 エアコン室外機のホースが外壁から出ています。
11.名古屋市緑区 点検調査 最近のエアコンホースのカバーになります。

出窓の劣化は今回の雨漏りの直接原因ではないと判断し、調査を続けようとはしごを降りていた、まさにその時でした。
ふと、壁に設置されたエアコンの配管ホースが目に留まりました。

古い施工では、外壁のトタン板に開けた穴とホースの隙間を、粘土のような「パテ」で埋めるのが一般的でした。
そのパテが長年の雨風と太陽光で完全に劣化して痩せ細り、壁との間にぽっかりと穴を開けてしまっていたのです。
この見過ごされがちな小さな隙間こそが、今回の雨漏りの「真犯人」でした。

ここから壁の内部に侵入した雨水が、壁の中を静かに伝い、1階の玄関ドア周りまで到達していたのです。
まさに灯台下暗しで、お客様も全く予想していなかった盲点でした。

雨漏りの原因は、屋根やベランダといった目立つ場所だけにあるとは限りません。
このような配管の貫通部など、思わぬ場所に潜んでいることも多いのです。
建物全体を注意深く観察するプロの視点こそが、長年の悩みを解決する鍵となります。

雨漏り特定後の応急処置!対応と安心のアフターフォロー

12.名古屋市緑区 点検調査 外壁のホース部分にコーキング塗布しました。

長年の雨漏りの根本原因、エアコン配管の穴を特定。
お客様にご説明し、ご納得いただいた上で、まずはその場で迅速に応急処置を施させていただきました。

原因箇所である外壁とホースの劣化したパテの隙間を、耐久性の高いコーキング材で丁寧に埋めて防水します。
この隙間の真下には、ちょうど雨漏りが起きていた玄関ドアのサッシが位置しており、水の通り道としても自然です。
この処置で雨漏りが解決する可能性は非常に高いと判断しました。

しかし、私たちは処置をして終わりにはしません。
お客様に「しばらくこの状態で様子を見ていただき、もし次の雨でまだ漏れるようなことがあれば、すぐにご連絡ください」とお伝えし、経過観察をお願いしました。
この工程こそ、修理が完璧であるかを確認するための大切な最終ステップです。

一度ご縁をいただいたお客様には、最後まで責任を持って寄り添います。
施工後の安心までしっかりとサポートするのが私たちの務めです。
雨漏りのことでお困りなら、ぜひ安心してご相談ください。

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