writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
「まさかここから?」窓の雨漏り原因は屋根でも窓でもなくエアコンの穴でした

「強い雨が降ると、窓枠からポタポタ水が落ちてきて…」
名古屋市緑区のお客様より、雨漏りのご相談をいただきました。
最初は2階の出窓や屋根を疑いましたが、調査を進めると意外な事実が判明。
犯人は、外壁にある「エアコンの配管穴」でした。
灯台下暗しとはまさにこのこと。
プロの執念で見つけ出した、雨漏りの真犯人捜しをご覧ください。
- 1. 「まさかここから?」窓の雨漏り原因は屋根でも窓でもなくエアコンの穴でした
- 2. その天井のシミ本当に雨漏り?プロが見極める原因調査の重要性
- 2.1. 屋根修理しても雨漏りが直らない?原因は意外な場所にありました
- 3. 雨漏り調査の鉄則!こうして原因を突き止める
- 3.1. 高所の出窓も安全に調査!雨漏りの原因を見逃さないプロの目視点検
- 3.2. 怪しい箇所が原因とは限らない?雨漏り診断の奥深さと視点
- 4. 灯台下暗し!長年の雨漏りの原因はエアコン配管の小さな穴でした
- 5. 雨漏りの応急処置と経過観察・原因特定後の対応とは
- 6. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 6.1.1. 次回は施工事例になります!
- 7. 同じ地域で行った施工事例記事!
- 8. 類似した作業で施工した現場ブログ記事!
その天井のシミ本当に雨漏り?プロが見極める原因調査の重要性


雨漏り調査でお伺いしたお客様より「強い雨が降ると、必ず出入り口のサッシから漏れてくる」という詳細な状況をお聞かせいただきました。
雨漏りが起きている箇所を特定するため、お話を伺った場所だけでなく、お隣のお部屋の天井裏なども丁寧に確認させていただきました。
そこには、一見すると雨漏りの跡にも見えるシミが確かに存在しました。
しかし、プロの目で詳しく診断したところ、湿気や経年による汚れの可能性も高く、雨漏りとは断定できない状況でした。
このように、壁や天井にできたシミの原因は、必ずしも雨漏りとは限りません。
原因を正確に特定せずに修理を進めてしまうと、本来直すべき場所が見過ごされ、雨漏りが再発してしまう恐れもあります。
私たちは、お客様からの丁寧なヒアリングと、長年の経験に基づいた的確な現地調査で、雨漏りの根本原因を突き止めます。
屋根修理しても雨漏りが直らない?原因は意外な場所にありました

「数年前に他社で屋根を修理したのに、雨漏りが全く直らなかったのです。」お客様から、以前、雨漏り調査をして工事を行ったことをお伝えしていただきました。
雨漏りといえば屋根が原因と思われがちですが、実はそうでないケースも少なくありません。
詳しく調査を進めると、出入り口サッシの木枠には雨水が染み込んだ跡がくっきりと残っていました。
さらに、サッシのレールを固定しているビスが抜け落ちており、お客様によると、まさにそのビス穴から強い雨の日に水が滴ってくるということでした。
以前の業者様は屋根の修理を行ったとのことですが、残念ながら雨漏りは改善されなかったそうです。
水の侵入経路は非常に複雑で、思い込みで修理箇所を判断してしまうと、根本的な解決には至りません。
雨漏り調査の鉄則!こうして原因を突き止める

雨漏りの原因は必ずしも屋根とは限らないとお伝えしました。
では、私たち専門家はどのようにして真の原因を特定するのでしょうか。
実は、雨漏り診断には「漏れている箇所から上へと原因を遡る」という、とても重要なセオリーがあります。
水は重力に従って上から下へと流れます。
そのため、雨漏りしている場所が分かったら、その真上や周辺の外壁、窓などを順番に調べていくことで、雨水の侵入経路を効率的に絞り込むことができるのです。
今回のお客様のケースでは、1階のサッシから雨漏りしていました。
そこで、このセオリーに則って真上を確認すると、2階部分に「出窓」が設置されていました。
私たちは、この出窓の小さな屋根部分や、外壁との隙間を埋めているコーキングの劣化が怪しいと判断し、そこから重点的に調査を進めることにしました。
高所の出窓も安全に調査!雨漏りの原因を見逃さないプロの目視点検

お客様の大切なお住まいと安全を最優先に考え、現場の状況に合わせて伸縮式のはしごを慎重に設置します。
これにより、普段は目の届かないような場所でも、壁や屋根を傷つけることなく安全に調査することが可能になります。
このはしごを使って出窓の屋根部分に直接アクセスし、詳細な「目視点検」を行いました。
図面や下からの確認だけでは分からない、素材のわずかな劣化やコーキングのひび割れ、雨水の侵入経路となりうる隙間など、原因の特定に繋がる痕跡を見逃さないためです。
ただ、こちらのスライダーはしごを使用するためには、条件付けがあります。
かなり広い敷地が必要や、ハシゴを設置する屋根面がある事などなどが、条件であります。
詳細は、メールなどのお問い合わせ時にお聞きください。
怪しい箇所が原因とは限らない?雨漏り診断の奥深さと視点


原因として疑っていた2階の出窓を詳しく点検しました。
その結果、外壁との隙間を埋めるコーキングに大きな問題はありませんでしたが、出窓の鉄板屋根に経年劣化による「浮き」が確認できました。
実際に、お隣の出窓では同様の浮きが原因で雨水が浸入し、内部が錆びて腐食している状態でした。
一見すると、この屋根の不具合が雨漏りの原因だと結論付けてしまいがちです。
しかし、1階サッシの雨漏りを引き起こす水の通り道としては少し考えにくく、これだけを根本原因と断定するには確証が持てませんでした。
私たちは、安易な推測でお客様に工事をお勧めすることは決してありません。
怪しい箇所が見つかっても、それが本当の原因であるという確証が得られるまで、あらゆる可能性を視野に入れて調査を続けます。
この慎重な判断こそが、雨漏りの再発を防ぐために最も重要なことなのです。
灯台下暗し!長年の雨漏りの原因はエアコン配管の小さな穴でした


出窓の調査を終え、一度はしごを降りようとしたその時でした。
ふと、外壁のある部分に目が留まりました。
それは、エアコンの室外機につながる配管ホースが、壁を貫通している箇所です。
古い施工では、壁に開けた穴とホースの隙間を粘土状の「パテ」で埋めるのが一般的です。
そのパテが長年の雨風と紫外線によって劣化して痩せ細り、壁との間にぽっかりと隙間が生まれてしまっていたのです。
この見過ごされがちな小さな穴こそが、今回の雨漏りの本当の原因でした。
外壁を伝った雨水がこの隙間から壁の内部に侵入し、壁の中を静かに流れ落ちて、最終的に1階のサッシ周りから室内へと現れていたのです。
まさに灯台下暗しで、お客様も全く気付かなかった盲点でした。
雨漏りの原因は、屋根やベランダだけとは限りません。
このような配管の貫通部など、思わぬ場所に潜んでいることも多いのです。
雨漏りの応急処置と経過観察・原因特定後の対応とは

長年の雨漏りの根本原因である、エアコン配管の穴を特定。
次に行うのは、雨水の侵入を確実に止めるための大切な工程です。
今回はお客様とご相談の上、その場で迅速に応急処置を施させていただきました。
原因箇所である外壁とホースの隙間を、耐久性の高いコーキング材で丁寧に埋めて防水処理を行います。
この隙間は、雨漏りが発生していた1階サッシの真上に位置しており、ここが原因であることはほぼ間違いありません。
まずはこれ以上、壁の内部へ雨水が侵入しないようにすることが最優先です。
しかし、処置をして終わりではありません。
私たちは、お客様に「しばらくこの状態で様子を見ていただき、もし次の雨で少しでも異常があれば、すぐにご連絡ください」とお伝えしました。
この経過観察こそ、修理が完璧に行われたかを確認するための重要な最終ステップなのです。
一度ご縁をいただいたお客様のお住まいを、末永く見守りたい。
施工後の安心までしっかりとサポートするのが私たちの務めです。
雨漏りのことでお困りなら、ぜひ安心してご相談ください。
FAQ(工事に関するよくある質問)
エアコンの穴から雨漏りするのですか?
はい、意外と多い原因です。エアコンの配管を通すために壁に開けた穴は、粘土のような「パテ」で塞がれていますが、これが経年劣化で硬化・収縮すると隙間ができ、そこから雨水が壁の中へ侵入します。
なぜ1階の窓から漏れてきたのですか?
水は壁の中を伝って下へ流れる性質があるからです。2階のエアコン穴から入った雨水が、柱や断熱材を伝って落ちていき、たまたま出口となったのが1階の窓枠だったと考えられます。
自分で直せますか?
表面のパテを埋めるだけならDIYでも可能ですが、壁の中まで水が回っている場合、断熱材の腐食などが心配です。一度プロに点検してもらい、被害状況を確認することをお勧めします。
次回は施工事例になります!
初動調査から作業の完了までの一連の流れになります!
同じ地域で行った施工事例記事!
類似した作業で施工した現場ブログ記事!

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