【屋根漆喰修復】名古屋市緑区 屋根修理!瓦のプロが解説!雨漏りにつながる漆喰の劣化と補修方法を事例で紹介
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
屋根点検で見つかった雨漏りの原因と補修
工事のきっかけ
築年数が経ち、屋根の劣化が気になり始めた名古屋市緑区にお住まいのお客様。
「すぐに雨漏りする」などと不安を煽る悪質な訪問業者に声をかけられたこともあり、誰に相談したら良いかお困りだったそうです。
そんな中、玄関の屋根から瓦の小さな欠片が落ちてきたことで、「これはもしかして、屋根が発しているSOSのサインかもしれない」とご判断され、インターネットで屋根の専門業者をお探しになって、弊社にご相談いただきました。
お客様からは特に、ご心配されている一階の屋根を中心に、雨漏りにつながる可能性のある箇所を丁寧に点検してほしいとのご希望をいただきました。
私たちは、お客様のご不安に寄り添い、現状を正確に把握するための丁寧な点検を心がけています。
無理に工事を勧めたり、不必要な不安を煽ったりすることは一切ありません。
屋根は普段目にすることが少ないため、専門的な知識がなければ劣化状況を判断するのは難しいものです。
今回の「小さな瓦の欠片」も、屋根が発しているSOSのサインです。こうしたサインを見逃さず、早めに対処することが、雨漏りなどの大きなトラブルを防ぐことにつながります。
いた詳細な屋根点検へと進むことになりました。
建物の状況
築年数 ・・・ 築60年以上
工事費用・・・ 約10万円ほど
施工期間・・・ 約1日ほど
建物種別・・・ 戸建て(木造)
ビフォーアフター

☞

ご自宅の玄関先に、見慣れない瓦の欠片が落ちていたらどうしますか?
それはもしかすると、屋根が「助けて!」とSOSを出しているサインかもしれません。
今回は、名古屋市緑区にお住まいのお客様からご依頼いただいた屋根の点検事例をもとに、見落としがちな屋根の劣化サインと、雨漏りを未然に防ぐための適切な対策について詳しくお話しします。
どんな小さな異変でも、まずは私たちプロにご相談ください。
目次
築年数が経った屋根の小さなサインを見逃さないで!


先日、名古屋市緑区にお住まいのお客様から屋根の点検調査のご依頼をいただきました。
数十年前に二階の屋根は葺き替え工事(古い屋根材を新しいものに交換する工事)をされたそうで、今回は特に、玄関の屋根から瓦の小さな欠片が落ちてきたことで、一階の屋根を中心とした点検をご希望されました。
屋根の不具合は、小さなサインから始まることがよくあります。
今回の「小さな瓦の欠片」も、屋根が発しているSOSのサインです。
こうしたサインを見逃さず、早めに対処することが、雨漏りなどの大きなトラブルを防ぐことにつながります。
屋根は普段目にすることが少ないため、専門的な知識がなければ劣化状況を判断するのは難しいものです。
もしご自宅の屋根で少しでも気になることがあれば、どんな些細なことでも構いませんので、私たち屋根の専門家にご相談ください。
名古屋市の皆様の大切な住まいを守るため、誠実に対応させていただきます。
複雑な屋根構造に見られる劣化のポイント
瓦の欠片が教えてくれた雨漏りの原因


お客様が発見された瓦の欠片は、複雑な構造を持つ入母屋(いりもや)屋根の隅棟(すみむね)という部分から落ちたものと推測されました。
この隅棟の先端部分には、以前、雨水の侵入を防ぐためにコーキング材(隙間を埋める接着剤)が塗られていましたが、その塗り方が不十分だったため、雨水が入り込みやすい状態でした。
この雨水が原因となり、瓦を固定するために使われている屋根土が水分を含んで風化し、ボロボロになってしまったと考えられます。
屋根土が劣化すると、瓦の固定力が弱まり、今回のように瓦の落下やずれ、さらには雨漏りの原因につながります。
放置は危険!漆喰とコーキング材の劣化


屋根の角にある隅棟(すみむね)を点検すると、冠瓦(かんむりがわら)が交わる箇所に、もともと塗られていた漆喰(しっくい)が剥がれていました。
その後、補修としてコーキング材が使われたようですが、それも劣化し、防水性を失っている状態でした。
さらに、反対側の隅棟も同様に漆喰が剥がれ、コーキング材での補修もされておらず、瓦の隙間がむき出しになっていました。
この隙間を放置すると、雨水が侵入し、雨漏りの原因となってしまいます。
見落としがちな谷樋鉄板と水切り板金の役割


屋根の雨水を流す「谷樋(たにどい)板金」も点検しました。
お客様のお宅では、現状大きな問題は見られませんでしたが、長年の間に雨水が同じ場所に流れ続けることで、少しずつ削れていました。
将来的に穴が開き、雨漏りにつながる可能性があります。
また、エアコンの室外機が置かれた部分では、壁と屋根の隙間から雨水が入るのを防ぐ「水切り板金」が取り付けられていましたが、屋根土がむき出しになっていました。
幸いにも、二階の屋根の軒天井(のきてんじょう)が大きく張り出していたため雨水が直接当たらず、雨漏りは起きていませんでしたが、強風を伴う雨などでは雨水が吹き込むリスクが常に存在します。
緊急性の高い部分から、段階的な補修をご提案


お客様にご提示したお見積もりに対し、「すべての工事を一度に行うのは難しい」とのご意向でした。
そこで、まずは緊急性の高い部分の応急処置をご提案しました。
特に、瓦の破片が見つかった箇所と、劣化が進んでいた隅棟の補修を優先的に行うことにしました。
お客様が大切に保管してくださっていた瓦の欠片を元の場所に戻し、固定します。
そして、劣化が進んだコーキング材の上から、新しい漆喰を丁寧に塗っていきます。
漆喰は瓦の隙間を埋め、雨漏りを防ぐ重要な役割を持っています。


反対側の隅棟も、隙間を埋め、雨水の侵入を防ぐために、漆喰を厚みを持たせて塗っていきました。
すべての作業が完了した後、お客様に作業前後の写真を見ていただきながらご説明すると、とても安心されたご様子でした。
私たちは、お客様のご予算やご要望に合わせて、柔軟なご提案をすることを大切にしています。
すべての工事が一度にできなくても、まずは雨漏りのリスクが高い部分を優先的に補修することで、安心して暮らしていただけるよう努めています。
「もしかして、うちも?」とご不安に思われた方は、ぜひ一度私たち専門家にご相談ください。
こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市緑区【古瓦目視点検】知らないと危険な屋根のSOSサイン!瓦や漆喰の劣化は雨漏りの前兆かも?屋根 点検 雨漏り』
ヤマムラ建装 株式会社では

