writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
新しい瓦が空を舞う!スピードよりも「確実さ」を選ぶプロの流儀

「あんなにたくさんの瓦、どうやって上げるんですか?」
名古屋市中川区の現場にて、いよいよ新しい瓦が到着しました。
トラックから降ろされた瓦は、合計すると数トンの重さになります。
これを屋根まで運ぶのが、「瓦揚げ(かわらあげ)」という作業。
ただ運ぶだけではありません。
事故ゼロで完遂するための、徹底した安全管理の様子をご覧ください。
前回の現場ブログ記事は?
こちら現場での初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
- 1. 新しい瓦が空を舞う!スピードよりも「確実さ」を選ぶプロの流儀
- 1.1.1. 前回の現場ブログ記事は?
- 1.1.2. こちら現場での初回点検の様子は?
- 2. 工場から現場へ!新しい屋根瓦が到着
- 3. 屋根の上へ瓦を運ぶ!「瓦揚げリフト」の設置
- 3.1. 安全第一!一度に運びすぎない、プロの現場の安全管理
- 3.1.1.1. 瓦の重さとモーターへの配慮
- 3.2. 落下リスクを回避するための重要な判断
- 4. 次の工程を見据えた、効率の良い「段取り」
- 5. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 5.1.1. 次回の現場ブログ記事の内容は?
- 6. 同じ地域で行った施工事例記事!
- 7. 類似した作業で施工した現場ブログ記事!
工場から現場へ!新しい屋根瓦が到着
こちらが、瓦メーカーの工場からトラックで運ばれてきた、新しい屋根瓦です。
お客様の大切なお住まいをこれから何十年も守っていく、とても重要な屋根材です。

トラックの荷台に搭載された小型クレーン(ユニック)を使い、瓦を慎重に吊り上げて、お客様の敷地内の安全な場所へと降ろしていきます。
瓦は輸送中に割れたり崩れたりしないよう、木製の土台(パレット)の上に綺麗に積み重ねられ、専用の機械で頑丈に梱包されています。
こうした丁寧な梱包も、高い品質を保つための大切なポイントです。
屋根の上へ瓦を運ぶ!「瓦揚げリフト」の設置


瓦の荷下ろしが終わったら、次に「瓦揚げリフト(昇降ハシゴ)」を組み立てていきます。
これは、重い瓦を安全かつ効率的に屋根の上まで運ぶための専用機械です。
建物の高さに合わせてパーツを繋ぎ合わせ、屋根のてっぺんまで届くように設置します。
地面に置かれたモーターがワイヤーを巻き上げることで、荷台がハシゴに沿って上下する仕組みです。
このパワフルな機械が、職人の負担を軽減し、安全な作業を支えてくれます。
安全第一!一度に運びすぎない、プロの現場の安全管理


瓦の重さとモーターへの配慮
いよいよ、瓦上げの開始です。
ちなみに、今回使用する屋根瓦は1枚あたり約3.7kg。
4枚で1束(約15kg)にまとめられています。
このリフトの荷台には、最大で12束(約180kg!)も積むことができます。
しかし、私たちは一度にそれほど多くの量は載せません。
なぜなら、重すぎるとモーターに過剰な負担がかかり、リフトの上昇スピードが極端に遅くなってしまうからです。
落下リスクを回避するための重要な判断

ゆっくりと上昇している最中は、リフトのハシゴが重みでわずかに「たわみ」ます。
このたわみによる揺れが、荷崩れや落下の原因になりかねません。
万が一にも、瓦を落下させてお客様の建物や周囲を傷つけるようなことがあっては絶対になりません。
そのため、私たちは一度に運ぶ量を4〜6束程度(約60kg〜90kg)に調整し、安全なスピードで作業を進めることを徹底しています。
少し時間はかかっても、確実で安全な方法を選ぶ。
これが私たちの「安全第一」の考え方です。
次の工程を見据えた、効率の良い「段取り」

リフトで上げた瓦は、すぐに葺き始めるわけではありません。
次の工程である「瓦葺き」の作業がスムーズに進むように、屋根の上の各所に、あらかじめ瓦を分散して配置しておきます。
こうすることで、職人が一枚ずつ瓦を葺く際に、移動距離を最小限にし、効率よく、そして安全に作業を進めることができるのです。
この「段取り」こそが、最終的な仕上がりの美しさと工事全体の品質を高めます。
さあ、これで瓦を葺く準備がすべて整いました!
次回のブログでは、いよいよ職人の腕の見せ所、「瓦葺き」の様子を詳しくレポートします。
どうぞお楽しみに!
FAQ(工事に関するよくある質問)
「瓦揚げ(かわらあげ)」とは何ですか?
地上にある新しい瓦を、屋根の上まで運搬する作業のことです。昔は手渡しや担ぎ上げで行っていましたが、現在は専用の昇降機(リフト)を使うのが一般的です。
一度にたくさん運ばないのですか?
リフトの性能的にはもっと積めますが、重すぎるとハシゴがたわんで揺れ、落下の危険が高まります。あえて積載量を半分以下に抑え、安全確実に運ぶことを最優先しています。
屋根に上げた瓦はどうするのですか?
一箇所に積み上げると屋根の一部分にだけ過重な負荷がかかってしまうため、施工する位置に合わせてバランスよく分散して配置します。これを「瓦配り(かわらくばり)」と言います。
次回の現場ブログ記事の内容は?
同じ地域で行った施工事例記事!
類似した作業で施工した現場ブログ記事!

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