writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
良い工事は「足元」から!職人の命とご近所の安全を守るために

「足場を組むだけで、こんなに手際が良いんですね!」
名古屋市中川区の現場にて、いよいよ屋根の葺き替え工事がスタートします。
屋根工事において、仮設足場は単なる「台」ではありません。
職人が最高のパフォーマンスを発揮するためのステージであり、ご近所様へご迷惑をかけないための防護壁でもあります。
今回は、工事の成功を左右する足場設置の裏側をレポートします。
こちら現場での初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
- 1. 良い工事は「足元」から!職人の命とご近所の安全を守るために
- 1.1.1. こちら現場での初回点検の様子は?
- 2. なぜ屋根工事に「足場」が絶対に必要?
- 2.1. 足場設置は敷地の広さも重要です
- 3. プロが解説!安全な足場が組み上がるまでの流れ
- 3.1. ① 材料の搬入と、効率を考えた配置
- 3.2. ② すべての土台となる「ジャッキベース」の設置
- 3.3. ③ 下から上へ!経験豊富な職人による組み立て
- 4. ご近所への配慮も万全!飛散防止の養生シート
- 4.1. 養生シートの役割と確実な固定作業
- 4.2. 【要注意】台風接近時の対応について
- 5. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 5.1.1. 次回の現場ブログ記事の内容は?
- 6. 同じ地域で行った施工事例記事!
- 7. 類似した作業で施工した現場ブログ記事!
なぜ屋根工事に「足場」が絶対に必要?

高品質な屋根工事を行う上で、仮設足場は絶対に欠かせません。その理由は、主に2つあります。
- 作業者の安全確保:
屋根の上は高所であり、常に転落の危険が伴います。
足場があることで、職人は安全な足元を確保でき、作業に集中することができます。
安全な環境が、丁寧で確実な仕事につながるのです。 - 近隣への配慮と飛散防止:
工事中は、古い屋根材の撤去などでホコリやゴミ、塗料などが飛散する可能性があります。
足場を設置し、その周りを専用の「養生シート」で覆うことで、こうした飛散物を最小限に抑え、ご近所様へのご迷惑を防ぎます。
足場設置は敷地の広さも重要です

足場を設置するには、材料を運び込み、組み立てるためのスペースが必要です。
トラックから降ろした長い部材を運び入れるため、人が問題なく歩ける程度の幅があれば、ほとんどの場合は設置可能です。
ただし、極端に敷地が狭い場合など、安全な足場の設置が困難だと判断した際は、初回の調査時点でお伝えし、やむを得ず工事をお断りさせていただくケースもございます。
お客様と作業員の安全が最優先であるため、ご理解いただけますと幸いです。
プロが解説!安全な足場が組み上がるまでの流れ
それでは、実際に足場がどのように設置されていくのか、工程を追って見ていきましょう。
① 材料の搬入と、効率を考えた配置

まずは、トラックに積んできた足場の部材を、職人が手際よく現場に運び入れます。
ただ降ろすのではなく、建物の周りに、これから組み立てる場所や順番を考慮しながら、効率的に材料を配置していくのがプロの仕事です。
屋根まで続く階段パーツなども、設置する場所に予め準備しておきます。
② すべての土台となる「ジャッキベース」の設置

次に、足場全体の基礎となる「ジャッキベース」という部材を、均等な間隔で地面に配置していきます。
このジャッキベースは、足場の柱を支える土台であり、地面の微妙な傾斜に合わせて高さを調整する重要な役割を持っています。
この最初の設置が、足場全体の安定性を決めると言っても過言ではありません。
③ 下から上へ!経験豊富な職人による組み立て

ジャッキベースに支柱となる縦のパイプを差し込み、次に横のパイプで繋いでいきます。
これを繰り返しながら、一段ずつ着実に、建物の下から上へと足場を組み上げていきます。
どの場所にどの部材を使うかは、経験豊富な足場の専門職人が、建物の形状や現場の状況を瞬時に判断して決定します。
長年の経験に基づき、絶対に崩れることのない頑丈な足場が、みるみるうちに完成していきました。
ご近所への配慮も万全!飛散防止の養生シート
養生シートの役割と確実な固定作業

足場が組み上がったら、最後にその外周を「養生シート(メッシュシート)」でぐるりと覆っていきます。
これは、先述の通りホコリや塗料の飛散を防ぎ、万が一の工具などの落下物から周囲を守るためのものです。
シートに付いている紐を使い、風でバタついてしまわないよう、足場のパイプに隙間なく、強く縛り付けて固定します。
この一手間が、工事期間中のご近所様への配慮として非常に重要になります。
【要注意】台風接近時の対応について

ただし、例外もあります。台風のように非常に強い風が予想される場合は、養生シートが帆のように風を受けてしまい、かえって足場全体が倒壊する危険性を高めてしまいます。
そのため、台風が近づく予報が出た際は、お客様にご連絡の上、一時的に養生シートを取り外したり、風の影響を受けにくい上部だけ巻き上げたりといった安全対策を徹底しています。
以上で、仮設足場の設置作業は完了です。
安全で頑丈な作業スペースが確保できました。
いよいよ次回から、本格的な屋根の葺き替え工事が始まります。
FAQ(工事に関するよくある質問)
なぜ屋根工事に「足場」が必要なのですか?
理由は2つあります。1つは高所作業での「職人の転落防止」などの安全確保。もう1つは、古い瓦やホコリが近隣へ飛散するのを防ぐ「養生(ようじょう)」のためです。
敷地が狭くても足場は組めますか?
作業者が足場材料を持って、通れる幅があれば基本的には可能です。ただし、極端に狭い場合や隣家との隙間がない場合は、特殊な部材が必要になることもあるため、事前の現地調査で判断します。
足場代はどれくらいかかりますか?
建物の大きさ(外周)や高さによって異なります。見積書には必ず「仮設足場費」として明記しておりますので、ご安心ください。
次回の現場ブログ記事の内容は?
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