writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
その修理、上から塗るだけ?「撤去」しないとすぐに剥がれます

「真っ白になって、新築みたいですね!」
知多市の現場、漆喰の塗り替え工事が無事に完了しました。
屋根の漆喰工事には、「やってはいけない手抜き」が存在します。
それは、古い漆喰を剥がさずに上から新しいものを塗る「重ね塗り」です。
私たちは手間を惜しまず、全て剥がしてイチから作り直しました。
10年後も安心できる、本物の左官仕事をご覧ください。
こちら現場での初回点検の様子は?
初動調査での様子を現場ブログ・第一話目で書いています!
- 1. その修理、上から塗るだけ?「撤去」しないとすぐに剥がれます
- 1.1.1. こちら現場での初回点検の様子は?
- 2. 【写真で完全解説】屋根漆喰塗り替え工事の全ステップ
- 2.1. STEP1:すべてはここから!繊細さが求められる「既存漆喰の撤去・清掃」
- 2.2. STEP2:美観と耐久性を左右する、見えない下地「葺き土(ふきつち)」への一手間
- 2.3. STEP3:伝統の材料と技が光る「高品質な漆喰の塗り込み」
- 3. 【重要】悪質業者から家とお金をWで守る!契約前に確認すべき2つのこと
- 4. 工事完了!美しさと安心を取り戻した屋根と、賢いメンテナンス計画
- 5. FAQ(工事に関するよくある質問)
- 5.1.1. 次回は施工事例になります!
- 6. 同じ地域で行った施工事例記事!
- 7. 類似した作業で施工した現場ブログ記事!
【写真で完全解説】屋根漆喰塗り替え工事の全ステップ
美しい仕上がりと高い耐久性を実現するためには、正しい手順を踏むことが不可欠です。
私たちのこだわりが詰まった工事の工程をご覧ください。
STEP1:すべてはここから!繊細さが求められる「既存漆喰の撤去・清掃」

まず、古く劣化した漆喰を丁寧に取り除く作業から始めます。
これは、屋根のてっぺんにある「棟瓦(むねがわら)」などに強くこびり付いているため、専門の道具を使い、周囲の瓦を傷つけないよう慎重に剥がしていきます。
単純な作業に見えますが、実は長年の経験と絶妙な力加減が求められる、職人の腕の見せ所です。
そして、取り除いた漆喰の塊はもちろん、飛び散った粉状の破片まで、ハケを使って徹底的に清掃します。
この一手間を怠ると、新しい漆喰がしっかりと密着せず、早期の剥がれやひび割れの原因となってしまうのです。
STEP2:美観と耐久性を左右する、見えない下地「葺き土(ふきつち)」への一手間

古い漆喰を綺麗にしたら、次は新しい漆喰を塗り込むための下地作りです。
ここで私たちが特にこだわっているのが、漆喰を塗る前の「葺き土(ふきつち)」を使った土台作りです。
漆喰はある程度の柔らかさを持っているため、下地がないまま塗ると奥へ流れ込みすぎてしまい、表面が凸凹になることがあります。
そこで、先に葺き土で土台を整え、ダムのように漆喰の流れをせき止める壁を作ってあげます。
最終的には見えなくなる部分ですが、この一手間が、均一で滑らかな美しい仕上がりと、漆喰の性能を最大限に引き出すことに繋がるのです。
STEP3:伝統の材料と技が光る「高品質な漆喰の塗り込み」

いよいよ主役である新しい漆喰を塗り込んでいきます。当社では、材料にも妥協しません。
主原料の石灰に、接着力を高める海藻由来の「布海苔(ふのり)」や、ひび割れを防ぐ麻などの繊維「苆(すさ)」を独自に配合します。
その日の気温や湿度に合わせて職人が水加減を微調整しながら練り上げた漆喰は、瓦への密着度が格段に違います。
このこだわりの漆喰を、先ほど整えた葺き土の土台の上に、専門の鏝(こて)で厚みが均一になるよう、丁寧に塗り重ねていきます。
【重要】悪質業者から家とお金をWで守る!契約前に確認すべき2つのこと

残念ながら、屋根修理の世界には誠実とは言えない業者が存在するのも事実です。
特に漆喰工事では、知識がないと見抜きにくい手抜き工事が横行しています。
大切なお住まいを守るために、これだけは知っておいてください。
最も注意すべきは、古い漆喰を剥がさずに上から塗り重ねる「重ね塗り」です。
「安くて早い」と提案してくる業者もいますが、これは絶対に避けるべき工事です。
劣化した漆喰の上から塗ってもすぐに剥がれ、隙間から雨水が侵入し、かえって雨漏りのリスクを高めてしまいます。
また、「近所で工事をしているついでに」などと突然訪問し、不安を煽って契約を急がせる業者も危険です。
信頼できる優良業者かどうかを見極めるために、見積もりや契約の前に、必ず以下の2つの質問をしてください。
- 「もちろん、古い漆喰は全て完全に剥がしてから、新しく塗ってくれますよね?」
- 「作業の各段階(施工前、施工中、完了後)の写真を撮って、報告書としていただけますか?」
この質問に快く、そして明確に「はい」と答えてくれる業者を選びましょう。
もし少しでも渋るようなら、その業者との契約は慎重に考えるべきです。
工事完了!美しさと安心を取り戻した屋根と、賢いメンテナンス計画


全ての工程を終え、漆喰の塗り替え工事が無事に完了しました。
気になっていた鬼瓦の下の黒ずみも解消され、真っ白な漆喰が輝く美しい屋根が蘇りました。
お客様からも「綺麗になって本当に良かった」と、嬉しいお言葉をいただくことができました。
屋根や外壁は、おおよそ10年〜15年で何らかのメンテナンスが必要になります。
近年は職人不足や人件費の上昇により、リフォーム費用は将来的に高くなる可能性も指摘されています。
問題が大きくなってから慌てて修理すると、余計な費用がかさんでしまうことも少なくありません。
大切なお住まいに長く快適に住み続けるために、そして将来的な負担を軽減するためにも、ぜひ計画的なメンテナンスをご検討ください。
名古屋市および近郊で屋根のことで少しでも気になることがございましたら、まずは無料点検から、お気軽にご相談ください。
FAQ(工事に関するよくある質問)
なぜ「重ね塗り(上塗り)」はダメなのですか?
古い漆喰は劣化して脆くなっているため、その上に新しい漆喰を塗っても、土台ごとすぐに剥がれ落ちてしまうからです。また、厚みが出すぎて雨水が浸入する原因にもなります。
正しい工事方法は?
「詰め直し(つめなおし)」と呼ばれる工法です。古い漆喰を一度完全に撤去し、下地の土(葺き土)を整えてから、新しい漆喰を奥までしっかり詰め込みます。
工事期間はどれくらいですか?
屋根の大きさによりますが、一般的な戸建て住宅で2日〜4日程度です。既存の撤去作業に時間がかかるため、丁寧に進めます。
次回は施工事例になります!
初動調査から作業の完了までの一連の流れになります!
同じ地域で行った施工事例記事!
類似した作業で施工した現場ブログ記事!

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