東海市【屋根漆喰作業】足場設置でカーポートやベランダの解体は必要?安全第一の屋根工事の現場!丁寧な作業工程とパネル再利用
writer by ヤマムラ建装株式会社 代表取締役 山村康輔
名古屋市近郊の屋根工事|足場設置のためにカーポートの屋根を解体?安全最優先の現場をご紹介

先日、東海市にお住まいのお客様から、「鬼瓦(おにがわら)が落ちそうで危ないんです」とご相談をいただき、屋根全体の漆喰(しっくい)塗り替え工事と合わせてご依頼いただきました。
さて、屋根のような高所での作業を安全に行うためには、作業員の足元を固める「仮設足場」の設置が絶対に欠かせません。
しかし、お客様のお宅では、1階のカーポートが足場を組むスペースの邪魔になってしまう状況でした。
そこで、安全で確実な工事を実現するため、まずはカーポートの屋根パネルを一時的に取り外す作業から始めさせていただきました。
▼鬼瓦・漆喰とは?
- **鬼瓦(おにがわら):**屋根のてっぺんの端に置かれる装飾的な瓦のこと。魔除けや厄除けの意味合いもあります。
- **漆喰(しっくい):**瓦と瓦の隙間を埋め、瓦を固定する役割を持つ白い建材です。雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
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『東海市【屋根漆喰作業】鬼瓦の落下・雨漏りの危険を目視で診断!ずさんな手抜き工事を見抜く屋根点検の重要性とは』
目次
安全な足場設置のため、カーポートの屋根を一時的に解体


今回の工事の最初のステップは、足場を安全に組むためにカーポートの屋根を取り外すことです。
お客様が大切にされているカーポートですから、傷一つつけないよう、職人同士で声を掛け合いながら一枚一枚丁寧に解体作業を進めます。
使われていたのは「塩ビ」という素材のパネル屋根材でした。
長年の雨風や紫外線で劣化が進んでおり、風が吹くたびにガタガタと音が鳴るほどでした。
長さのあるパネルの取り外しは少し手間がかかりますが、安全な工事のためには決して妥協できない工程です。
高所作業である屋根工事において、仮設足場は私たちの命綱です。
職人の安全はもちろん、お客様やご近所の皆様の安全を守るためにも不可欠なもの。
私たちは、こうした一見地味に見える付帯作業も、品質の一部だと考えて丁寧に行います。
ベランダ屋根も同様に。危険を伴う作業も安全対策は万全に


カーポートだけでなく、ベランダの上部にある屋根も足場設置の妨げになっていたため、こちらも同様に解体しました。
ベランダの柵から身を乗り出しての作業は、転落の危険が伴います。
私たちは常に安全を第一に考え、状況に応じて先行して足場を組むなど、職人の安全を確保した上で作業に臨みます。
幸い、こちらの屋根材はまだ状態が良かったため、工事完了後には、取り外したパネルをそのまま元通りに再利用できそうです。
お客様の大切な財産を丁寧に取り扱い、無事に作業を終えることができました。
取り外した屋根パネルの保管と、再利用・交換の判断基準について


慎重に取り外したカーポートやベランダの屋根パネルは、お客様の敷地内をお借りして、風で飛ばされたり傷ついたりしないよう、しっかりと固定して保管いたします。
屋根の修繕工事がすべて終わり、足場を解体する際に、責任を持って元の状態に戻しますのでご安心ください。
なお、取り外した屋根材が比較的新しくきれいな状態であれば、工事後にそのまま再利用が可能です。
しかし、今回のカーポートのように劣化が進んでいる場合や、すでに廃盤になっている製品の場合は、新しいものへの交換をご提案することがあります。
特に軒下の一部で使われていた塩ビ屋根は、固定方法と経年劣化が原因で、取り外しの際に破損してしまいました。
この部分は、事前のお見積りに記載の通り、新しい屋根材に交換させていただきます。
すべては安全で高品質な工事のため。明日から本格着工です!


これで、仮設足場の設置に干渉するすべての障害物の撤去が完了しました。
明日からは、いよいよ工事の土台となる足場を組む作業に入ります。
頑丈な足場が完成すれば、職人たちは安全な環境で作業に集中でき、より丁寧で高品質な施工をお客様にお届けできます。
私たちは、お客様に工事期間中も安心して過ごしていただけるよう、一つひとつの工程を丁寧にご報告しながら作業を進めてまいります。
名古屋市やその近郊で、屋根のことで少しでも気になることがございましたら、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
お客様の大切な住まいを守るため、誠心誠意ご対応させていただきます。
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『東海市【屋根漆喰作業】狭い場所や隣家が近くても足場は組める?プロの足場設置技術と安全・近隣への配慮!』
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